脳梗塞になると腰痛になりやすい?!
脳卒中になると腰痛になりやすい?!
おはようございます。
本日のブログテーマは「脳卒中と腰痛」です。
病気に関わらず、誰しもに起きやすい腰痛
年齢や性別を問わず、腰痛に悩んでいる方いらっしゃいますよね?
最近では、若い人はたまた小学生などでも腰痛を患う場合もあります。
そんな腰痛ですが、脳卒中とは関係があるのでしょうか?
腰痛とは
腰痛とは、体を動かしたときだけでなく、安静にしているときにも痛みを感じる状態のことをいいます。
筋肉の疲労や、血流が滞ることで「コリ」が発生してでる痛み、あるいは骨に異常が起きて出る痛みなど、種類もさまざまです。
腰痛の原因
大きく分けると、その原因は4つ考えられます。
①筋肉の緊張
無理な姿勢を続けると、腰周囲の筋肉が緊張して筋肉が疲労します。
それにより血流が悪くなり、腰に痛みが起こります。
②筋力の低下
腰周囲の筋力が衰えると、腰椎(腰の骨)に負担がかかってしまいます。
それにより痛みを引き起こします。
また、腹筋の筋力低下からも同様に姿勢を保持できなくなり、腰椎に負担をかけ、痛みを引き起こすことがあります。
③無理をしてしまう
運動の頑張りすぎや、重たいものを持つなど急激に腰に負担をかけてしまうと、ぎっくり腰などの急性の腰痛を起こします。
また、オーバーワークは徐々に腰のストレスにもなりますので、徐々に緊張が高まり腰痛を引き起こします。
④病気がある
変形性脊椎症や脊柱管狭窄症、あるいはヘルニアなど腰周囲の直接的な病気から起こります。
また、内臓のどこかが悪くなっているときにも腰に痛みを感じるときもあります。
脳卒中との関係は?
脳卒中の後遺症である「麻痺」は、主に手足の動かしにくさを感じます。
しかし、その手足を動かすときに支えとなるのが「体幹」です。
体幹が安定していなければ、手足を自由に動かすことは難しくなってしまいます。
また、後遺症により無理に麻痺側の手足を動かしてしまう、手足を動かすときにいろいろな部位にも力が入ってしまうなど、「体全体」に負担をかけてしまうこともあります。
さきほど腰痛の原因をいくつか述べましたが、ここから考えてみると、
①筋肉の緊張
脳梗塞片麻痺により、筋肉が過度に緊張してしまいます。
腰周囲の筋肉も同様に緊張が高まり、痛みを引き起こす可能性があります。
②筋力の低下
脳卒中を発症し、「安静にしていた期間」や「体を動かしていない期間」があると、筋力は低下してしまいます。
あるいは麻痺があることで、「動かせる筋肉」と「動かしにくい筋肉」で筋力にも差が出てしまいます。
脳卒中により腰周囲の筋力が上手く発揮できなければ、筋力が低下し、痛みを引き起こす可能性があります。
③無理をしてしまう
麻痺している手足を動かすのは、簡単ではありません。
動かすことに一生懸命になることも、頑張ることもあるかと思います。
生活する上で、それはとても重要で必要なことかと思います。
しかしそれは時として、体に無理を強いている可能性もあります。
知らず知らずのうちに体に無理が集り、腰痛になることもあります。
④病気がある
元々ヘルニアや狭窄症などがなかったとしても、片麻痺による腰への過度の負担がかかってしまうと、そこからヘルニアや狭窄症へなってしまうこともあります。
さまざまな腰痛の原因から見てみても、脳卒中と腰痛はとても密接な関係であるといえるでしょう。
腰痛は誰しもがなる可能性があるため、まずは予防がとても重要です。
腰に無理な動きは極力避け、腰を安定させる腹筋や背筋などの筋力を保ちましょう。