脳卒中になった方、夜中に足がつることありませんか?
皆さん、寝ているときに「痛い!痛い!」と足がつって痛みに驚き起こされた経験がある方いらっしゃいませんか?
脳卒中発症後や高齢者になると、むくみと同時に足がつることが多くなり困っている方がいます。
あれ、痛くて嫌ですよね。
そもそも足がつるとはどういう状態なのでしょうか?
足がつるとどういう状態なの?
「足がつる」というのは、筋肉の緊張・弛緩の調節がうまく働かず、筋肉がけいれんを起こしている状態をいいます。
主にふくらはぎに好発することが多く、他にも足指や足の裏にも起こります。
ご経験のある方もいるのではないでしょうか。
ちなみに、ふくらはぎに突然起こる激しい痛みのことを「こむら返り」ともいいますね。
時間帯は、就寝時から朝方にかけて多いのが特徴です。
激しいスポーツを行っている若い世代の方は運動中に起こることもありますが、中高年になるとジョギングなどの軽めの運動でも足がつることが増えます。
足がつる原因には何があるの?
足がつる原因は人によって様々ですが、代表的なものを下記に示します。
① 運動不足や疲労
加齢に伴う筋肉量の減少は足の血流不全を引き起こし、足がつる原因となりえます。
そのため、軽めの筋トレやストレッチは有効です。
おすすめは立った姿勢での踵の上げ下ろしの運動です。
ふくらはぎは第二の心臓とも言われます。
踵の上げ下ろしを繰り返すことで足の血液の循環を良くすることにつながります。
② 冷え
足が冷えると足の血液循環が悪くなります。
特にこれからの季節は足が冷えないような工夫が必要となります。
就寝時はレッグウォーマーなどを着用してふくらはぎから足首までを温めましょう。
③ 電解質異常や脱水症状
偏った食事も足がつる原因の一つです。
カリウムやビタミンを多く含む食材を取りましょう。
鶏肉、牛肉、魚、大豆食品、お酢などは、血流を良くして身体を温めるとされています。
バランスの取れた食事を心がけましょう。
足がつった時の対策
急に足がつった際は、過度な筋肉収縮が原因ですので、筋肉をゆっくりとストレッチすると早く改善します。
ふくらはぎの場合は、ふくらはぎを伸ばすように足を伸ばしたまま、足先をオヘソに近づけるようにゆっくりストレッチしましょう。
「むくみ」と「足がつる」血液循環を良くし、ストレッチを行う。食事に気をつける。
冷やさない。生活の中での一工夫で改善されます。一度試してみてくださいね。