うつ病は他人事ではない?どんな人がなりやすいの?
おはようございます。今日のテーマは「うつ病になりやすい人の特徴」についてです。
うつ病って聞くと多くの人は「私はストレスとかないから大丈夫」「自分の家族に限っては」と他人事のように考える人が多いかもしれません。でも、それは大きな間違いです。うつ病は誰しもがなり得るという事を知らないといけません。
うつ病は他人事ではない?
厚生労働省によると日本人の40人に1人が精神疾患を持っていると言われています。更にうつ病は、15人に1人の割合でうつ病になると言われています。今やうつ病は、誰しもがなり得る心の病気と言えます。このように言うとうつ病はとても怖い病気に思えてきますが、早期発見・早期治療を行えば症状を軽くしたり、早く治すことも可能です。
うつ病はどんな人がなりやすいの?
うつ病の方の多くはうつ病になりやすい病前性格を持っている事が多いです。皆さんはうつ病になりやすい病前性格に当てはまるかチェックしてみましょう。
・几帳面な性格
・真正直
・完璧主義
・頑張り屋さん
・仕事が不規則(昼夜逆転、残業時間が長い)
うつ病のサイン
・頭の回転が悪くなる
・眠れなくなる
・朝方や休み明けに気分や調子が悪い
・最近イライラしている事が多い
・遅刻や欠勤が多い
・だるさを訴える事が多い
・食欲が増す
これらの症状が自分や身近な人に見られたら、早めに専門クリニックを受診しましょう。一人での受診に抵抗がある方は、電話問い合わせだけでも良いので連絡してみましょう。一人で悩まずに自分を認める事がうつ病の治療の大きな一歩となります。心の病気にならないように。まずはストレスを溜めないことが大事です。 朝仕事に向かうときに気分が乗らない、休んでも疲れが取れない方はストレスが溜まっているかもしれません。ストレスが溜まっていても、ストレス発散方法がわからない。そもそもストレス発散をする時間がない。という方も多いのではないでしょうか?そんな方にもおススメなのが「深呼吸」です。
深呼吸というと緊張したときに行うイメージがあるかもしれませんが、実はストレス解消にも効果があります。
ストレス解消に効果的な深呼吸について
・自律神経の調整
ストレス解消を考える上で自律神経の調整はとても重要です。自律神経には交感神経と副交感神経があります。日中、活発な際は効果神経が優位となり、食後や睡眠の際は副交感神経が優位となります。ストレスが溜まっている方の多くはこのバランスが崩れてしまっている事が原因として考えられます。深呼吸には、自律神経の調整を行う効果があるのです。呼吸は、自分の意思で自律神経のバランスを調整できる貴重な方法です。ストレスを感じるときは、緊張状態で浅い呼吸になりやすいです。交感神経が優位な状態が続いてしまいますが、このとき意識的に深く息を吐くと副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスを取ることができると言われています。
・集中力が高まる
体に取り入れた酸素は脳の活動に使われています。深呼吸によって大量の酸素を体内に取り入れることは脳の活動を活発にして集中力を高める効果もあります。
・血圧が下がる
高血圧は緊張状態にある血管の収縮により起こりますが、深呼吸をすると副交感神経が優位となり交感神経の興奮が落ち着きます。その結果血管の収縮も落ち着いて拡張し、血圧も下がりやすくなります。
・代謝が上がる
深呼吸を行うと内臓が活発となり代謝が上がりやすくなります。深い呼吸を繰り返すことで脂肪の燃焼も活発に行われることになります。代謝が上がることでダイエット効果も期待できます。
・冷え性の改善
深呼吸をすると内臓にも血液が送られます。
深呼吸を行う事で体温が上がり、冷え性の改善に繋がります深呼吸はストレス解消だけでなく様々なことに効果をはっきします。
そして、最後に。最近、書籍でもテレビでも話題となっているマインドフルネス瞑想ってご存知ですか?マインドフルネスという言葉を聞いたことがない方も多いと思います。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは、雑念にとらわれることなく、身体の五感に意識を集中させて、「今、この瞬間」を大切にする生き方を指します。今ある現実をあるがままに知覚して受け入れる心を鍛えていきます。マインドフルネスという言葉の意味は、仏教の経典で使われている古代インドの言語の「サティ(sati)」という言葉の英語訳としてあてられたもので、「心をとどめておくこと」あるいは「気づき」などと訳されます。
マインドフルネス効果
一般的にマインドフルネスの効果は、身体効果と精神効果の2つに分けられます。
◇身体的効果
・緊張がゆるみ、リラックス効果がある
・抑うつ症状の改善
・免疫機能の改善
◇精神的効果
・集中力が高まる
・心の余裕ができる
・ストレスの軽減
・自分に自信が持てるようになる
・不安や恐怖の解消
・睡眠の質が高まる
マインドフルネス瞑想やり方
マインドフルネス瞑想の手順をご紹介します。目安の時間は10分から20分です。
① リラックスできる環境で背筋を伸ばして座ります。
頭の先から糸で引っ張られているイメージで行うと良いでしょう!
② 呼吸に意識しましょう!無理に複式呼吸にならなくても大丈夫です。
自然な呼吸を感じましょう。
③ 雑念が湧いた時は、素直にそれを感じて受け入れ、再び今この瞬間に意識を向け、
瞑想を続けてください。
日常の疲れやストレス。解消の仕方は様々です。カラダの健康は心の健康でもあります。自分に合った方法でリフレッシュしながら健康な毎日を過ごしてくださいね。