リハビリで行う筋力トレーニングをより効果的に行うためには?

リハビリで行う筋力トレーニングをより効果的に行うためには?

筋力トレーニングで簡単に効果を上げる方法を皆さんは知っていますか?

それは、どの筋肉をトレーニングしているかを意識することです。

え、それだけ???と思われた方も多いのではないでしょうか?

実は、筋力トレーニングの効果を高める法則の中に意識性の法則というものがあります。

筋力トレーニングをしている際に何も考えずに筋力トレーニングを行う場合と今使っている筋肉に意識を向けながら行う場合では後者の方が効果が高いというものです。

筋肉の名称や細かい位置まではわかる必要はありません。

重要なのは、自分が動いている際にどの辺りに力が入っているか、どのような動きをしているかを意識することです。


筋力トレーニングで効果を上げるポイント

①筋力トレーニングする部位を見る

今からトレーニングする部位を目で確認することで、筋力トレーニングの際に筋の膨隆を確認することもできるため、本当に働いているかを視覚でも確認できます。

自分の手の位置や触られたという感覚に障害がある方でも視覚で代償することで意識性の法則を使った筋力トレーニングが可能となります。

②実際に触ってみる

筋肉が働いている際に実際に触れて確認することもオススメです。

左右で差がある方はその差を触ることでどのような力が入ると正しいかを再確認することが出来ます。

また、実際に力がはいいていることを触ることでモチベーションアップにもつながります。

③筋力トレーニングの目標を決める

今行っている筋力トレーニングはいつまで行うのか?

この筋肉がつくことでどんな動作が可能になるのか?

これらをイメージして筋力トレーニングに取り組むだけで目的が明確化となり継続して筋力トレーニングに取り組むことが出来ます。

目標が対象者の興味のあることや達成したい課題であればあるほど効果的です。

筋力トレーニングをデイサービスなどで機械を使ってリハビリされる方も多いのではないでしょうか。

片麻痺などの後遺症から少しでも改善したい、良くなりたいという思いから、とても精力的に頑張っている方が多いはずです。

頑張ってたくさんの回数をこなす、頑張って重たい負荷量をこなす、頑張って少しでも多く自転車を漕ぐなどなど。

しかし、それで本当に効果があるのでしょうか?あるいは最も効率的に効果を出すことが出来ているのでしょうか?


マシンを使ったリハビリを行う際に気をつけなければならない3つのポイント

1.目的をはっきりさせる

マシントレーニングを行う上で最も重要なことがこの「目的」です。

目的も実施する方によって異なりますよね。

「筋肉を鍛える」こと、「体力をつける」こと、「麻痺した手足を動かす」ことなど。

この目的がはっきりしていないと、殆どといっていいほど効果は出ません。

なぜなら、目的に応じて「回数」や「頻度」「負荷量」が全く異なるからです。

2.呼吸を合わせる

がむしゃらに鍛えようとして、息を止めて行っている方はいませんか?

少しでもたくさんやろうとして無茶をし過ぎると、ついつい呼吸が止まりがちです。

呼吸を止めて行うと、本来力が入らなければならない筋肉に力が伝達せず、不必要な筋肉に力が入ってしまいます。

また血圧も上昇しやすいため、脳卒中を患ったことのある方や高血圧の方は気をつけましょう。

3.正しいフォームで行う

マシントレーニングは鍛えたい筋肉に応じて様々な種類があります。

しかしどのマシンでも共通して言えることは、「姿勢」です。

崩れた姿勢で行う場合と、正しい姿勢で行う場合では、鍛えたい筋肉への力の入り方が変わってきます。

また正しい姿勢で行う場合には、鍛えたい筋肉に力を入れるときの姿勢を保持する筋肉にも力が入ります。

崩れた姿勢で鍛えた筋肉は、崩れた姿勢で発揮する力になってしまいがちのため要注意です。

少しの意識でマシントレーニングの効果も変わってきます。

マシントレーニングは、テキトーにやろうと思えばいくらでもテキトーになってしまいがちです。

自分の意識が重要です。

そして笑顔を意識してください。

脳卒中後のリハビリはとても辛いものです。

今まで動かせていた身体が思うように動かす事が出来ず、もどかしさで一杯になりますよね。

リハビリ=辛い というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?

そんな時に『笑顔』です。

辛い時に笑顔になんてなれない。

そんな風に思われる方もいるかと思います。

辛い時だから笑顔を作るのです。 


リハビリは笑顔で!笑顔の効果は絶大なパワーを秘めている?!

①免疫効果を高める

健康的な成人でも1日に多くのガン細胞が発生していると言われています。

私達がすぐに病気やガンにならない理由は人の免疫システムともいえるリンパ球の一種であるナチュラルキラー細胞が昼夜を問わずあなたを守り続けていてくれるからです。

そして、笑う事によってこの最強のナチュラルキラー細胞がパワーアップするのです。

笑顔で病気になりづらい身体を作る事が出来るかもしれません。

②学習効果や記憶力UP!

リハビリは、筋力トレーニングも行いますが、歩き方を覚えてりする運動学習を行います。

実は笑顔にはリハビリの学習効果を高める作用があると言われています。

笑顔には脳に血流量を増やす事で記憶力や脳を活性化する働きがあります。

③ストレス解消

リハビリでは、上手くいくことばかりではないため、ストレスが溜まることも少なくありません。

笑顔でリハビリを行うことで脳への酸素量が増えストレスホルモンが減少すると言われています。

また、副交感神経が優位となりリラックス効果を促し、ストレス緩和に働きます。

④作り笑顔でも効果あり

笑顔の特徴は作り笑顔にもナチュラルキラー細胞の働きが活発になることが研究によって認められています。

また、作り笑顔でも自然の笑顔と同等の効果があることも最近の研究で分かって来ました。

疲れている時や元気のない時に作り笑顔をするだけでも、その効果は絶大なのです。

つまり、リハビリが辛い時ほど作り笑顔で頑張っていきましょう。

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