セルフトレーニングは裸足がオススメです【リハビリ】

おはようございます。カラダの先生の森です^ ^

8月になり、東海地方でも梅雨明けですね。

あれだけ毎日のように雨が降っていたのがまるで嘘のように暑さが来ましたΣ(゚д゚lll)

コロナ対策でマスクが必須の状況ですが、皆様も熱中症対策も忘れずにしましょうね。

さて、今回のブログテーマは「家でリハビリを行うときの足の状態」です。

脳梗塞や脳出血を発症した場合、その後遺症である麻痺の程度によっては麻痺した足に「装具」を装着する場合があります。

足首を動かすことが難しい、動くと筋緊張が高まりやすく尖足になってしまう、足首が上がらないため歩くときに躓いてしまう、膝折れして転びそうになるなど、麻痺の程度によってはこういった状態になることがあるため、それを予防、防止するために装具を使います。

躓いたり転ぶことを防止するといった意味では、日常生活上かかせないものになってきます。

脳卒中の方、装具いつ外してる?

さてそんな装具なのですが、「いつ」「どんなときに」脱着するのでしょうか。

歩くときだけ装着している?寝るとき以外は装着している?24時間常に装着している?じゃあ運動するときはどうする?

この質問の答えはとっても個別性によりますので、答えはありません。皆様の身体の状態にもよりますし、生活状況や生活環境によっても異なってきます。

しかし、装具を使用する方の多くは、生活上のほとんどの時間で装着しているのではないかと思います。(みんながみんなではないですよ)

「いちいち装着するのが面倒くさい」「急にトイレに行きたくなったときに装着していないと困る」というような意見を聞きます。

腕や手の麻痺がある方の場合は、片手で装着しないといけないため、余計にそう思う方もいます。

それはごもっともです。自分でも同意見です。

もちろん装具の種類によっても異なるのですが、装具の装着には時間のかかるものもあります。

では、その装具はいつ外していますか?

一日の大半の時間、装具を装着している方の場合ですと、入浴と就寝中くらいという方もいるかもしれません。

やはり何かしらの「移動」を伴う日中の場面を要す時には、装具をつけていたいからでしょう。

では、家で自主訓練を行うときはどうしていますか?

装具をしたままですか?それとも外していますか?

ここでお勧めしたいのが、「装具を外し、裸足で自主訓練をすること」です。

これは基本的にはどんな自主訓練を行うときでも同じことが言えます。

例えば、スクワットや立ち座りなどの運動

この運動では常に足底が地面や床に接地していますね。

本来、足の裏から入る感覚情報というのは非常に重要で、どこに体重がかかり、どこで力を発揮し、どのように体を動かしていくのかを、「センサーのような役割」として足の裏から入る情報を脳に伝えています。

また、地面に足底が接地しているときに行う運動は、足首の動きを伴うことが多く、その本来動くべき足首の動きを装具で固定してしまっていては、正しい体の使い方や正しい動きの学習は困難となります。

角度の調整ができる装具や油圧や可撓性のあるものなど装具は様々ですが、スクワットや立ち座りの正しい動きは、比較的大きく足首の関節可動域が必要なものです。

アキレス腱伸ばしなど、足首のストレッチは多くの方が取り入れているかもしれませんが、せっかくストレッチを行っても、その状態を活かすことができる運動を取り入れなければ足首の本来の役割の学習にはなりません。

もちろん、ストレッチの目的(痙性予防、拘縮予防など)にもよりますが、日常生活の動きの中で、足首の活動を高めていきたいのであれば、自ずと答えは出てくるはず。

いちいち外すのが煩わしいと思うかもしれませんが、せっかく意欲があって自主的に運動しているのであれば、少しでもより良い効果を求めていくべきだと私は考えます。

しかしですが、装具がないとスクワットが出来ない、立ち座りが出来ないという方もいると思います。

あるいは立つときに足指が曲がってしまう方や、後ろに倒れそうになってしまう方もいるでしょう。

そういった方は、まずは装具がない状態で出来るところを目標にやってみましょう。

装具を外して自宅リハビリを行う時の3つのポイント

「どこに体重がのっているか」

「立つときやスクワットのときに体重が前後にブレていないか」

「足の裏に体重がかかる感覚があるか、あるいは左右同じように体重がかかっているか」

などが挙げられます。

回数をたくさんやる前に、一回一回を丁寧に、正しく行う意識でのぞんで下さい。

足の裏から入る情報を頼りにヒトは身体を動かし、生活をしています。

なかなか意識を向けないところではありますが、少し意識してみるといいかもしれませんね。

是非一度試してみて下さい!

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