高血圧にも色んな種類があること知っていますか

おはようございます。カラダの先生ブログです。
今日もカラダの先生より脳卒中やリハビリに関する情報を皆さんにお伝えしていきます。

今日のテーマは『高血圧の種類』についてお伝えしていきます。

私たちにとって高血圧はとても身近な疾患です。
我が国の高血圧の推定人数は4千万人以上とされています。
30代以上の男女の40%以上が罹患してると言われています。
また、そのうち治療を受けられている方もほとんどいなというのが驚きです。
高血圧は脳卒中をはじめとする様々な病気になるリスクを高めますので、今日は今、一度『高血圧』について知っていきましょう。

そもそも高血圧とは

高血圧とは

心臓から血液が送り出される際に血管内に生じる圧を『血圧』といいます。
高血圧症とは、血圧を測った際にも血圧が正常より高い状態を指します。
注意したいのが一度、血圧が高い状態を指すのではなく、繰り返し血圧を測定した際に高い状態を言います。
診察室での測定で最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上であれば、高血圧と診断されます。

高血圧の種類を知ろう

高血圧の種類は大きく分けて2つあります。

一つ目は、日本人の高血圧の9割を示す本能性高血圧。

もう一つは、ホルモン異常が原因として引き起こされる二次性高血圧です。

本能性高血圧は、遺伝因子が生活習慣、ストレス、加齢などが複雑に関係しており、明らかな原因は不明です。
他の特徴として、食塩の摂取量が多いと血圧が高くなります。
他には一日の時間帯によって血圧変動がみられます。
夜間に血圧が下がり、起床時に血圧が高くなります。
夜間に血圧が低下しない、または上昇するタイプや、起床時の血圧上昇が大きいタイプの本態性高血圧では、脳卒中や心疾患の原因になることが分かっています。

二次性高血圧は、様々な原因で発症します。
腎臓の機能が低下することによって発症する腎実質性高血圧や、腎臓の血管が詰まって起こる腎血管性高血圧です。
様々なホルモンの過剰分泌による内分泌性高血圧や、痛み止めや漢方薬による薬剤誘発性高血圧など様々なタイプが存在します。

他の種類の高血圧には、白衣高血圧や仮面高血圧という言葉があります。
白衣高血圧は、家庭では血圧を測っても異常は出ませんが医療現場では血圧を測ると血圧が高い状態をいいます。
仮面高血圧は、診察では血圧が正常と出ますが、家庭で測ると高血圧の数値を示します。
仮面高血圧のほうが早く進行すると言われているため、注意が必要です。

これらの高血圧が脳卒中や心疾患などのリスクを高めます。
そのため、高血圧を改善することが脳卒中を予防するん為には重要です。

高血圧の予防、改善の方法とは

食生活

塩分の過剰摂取は高血圧を招くため注意しなければ行けません。
食生活では、一日の塩分摂取量を6gにすることが推奨されています。
また、カリウムを摂取することも大切です。
カリウムは野菜にや果物に多く含まれています。
食事も偏りすぎても良くないのでバランスよく食事を摂るように心がけましょう。

運動

運動の中でも高血圧の予防が効果的だと言われています。
ウォーキングなどの脈がやや速くなる運動が適しており、1回当たりを10分以上として1日30分以上の運動時間を確保できるのが好ましいとされています。
運動中は血圧が上がる為、運動前と運動後には血圧を測るように心がけてましょう!

禁煙

タバコを1本吸うと15分以上は血圧が上がると言われています。
喫煙は脳卒中の発症リスクを高めるだけでなく、心臓や肺にも影響が及ぶ為、注意が必要です。

今回は、高血圧の種類についてお伝えしてきました。
自分は大丈夫だと他人事に思わず、血圧管理や生活習慣の予防を習慣化させる事が重要です。
今から始めて脳卒中の予防に努めましょう!

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