視床出血ってどんな病気?どんな症状が出るの?

視床出血とは?

視床とは大脳の深部にあり、感覚神経が大脳皮質へ行く中継点になっています。
視床出血の脳内出血に占める頻度は、一般的には全脳内出血の25〜30%を占め、被殻出血に次いで頻度が高いとされています。
発症の平均年齢は60〜65歳と被殻出血と比較して高齢であり、生命予後、機能予後ともに他の部位の出血と比較して不良との報告もあります。

視床固有の症状

・感覚障害
・交感神経障害
・記憶障害
・不随意運動
・高次脳機能障害

感覚障害

視床出血における感覚障害は様々ですが、一般に表在感覚よりも深部感覚の方が障害されやすいと言われています。
視床の重度の損傷では全身の知覚は脱失しますが、逆に不全損傷では慢性期に視床痛と言われる様な知覚過敏が起こることもあります。

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表在感覚:皮膚や粘膜などで知覚する感覚。触覚、温度感覚、痛覚など。
深部感覚:関節、骨膜、筋肉でちかくする感覚。運動感覚、位置感覚など。

交感神経障害

視床下部から由来する交感神経の中心路は視床の内側核と呼ばれる部位を経由します。
このため視床出血においても対側のホルネル症候群などの交感神経障害を呈することがあります。

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ホルネル症候群:一側の眼瞼下垂、縮瞳および眼球陥没を呈する。

記憶障害

出血のような片側性障害では、優位半球では言語性の記憶、劣位半球では非言語的な記憶が一過性に障害されると言われていますが、片側性障害でも記憶障害が残存するとの報告も多数あります。

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優位半球と劣位半球:脳とは左右の脳に分かれておりそれぞれを左脳、右脳と呼びます。さらに言語中枢がある方を優位半球、ない方を劣位半球と呼びます。通常であれば右利きの人では左脳が優位半球になり、右脳が劣位半球になります。ただし左利きの人の場合は、左脳右脳のどちらが優位半球かは半々になります。優位半球は主に言語や読み書きなどを行い、劣位半球では空間的な認識を行う役割を持ちます。

不随意運動

視床の障害では、舞踏病様、アテトーぜ様、あるいは企図振戦や失調を伴う様な不随意運動が出現することがあります。
この不随意運動に伴い視床手(アテトーゼ様の色彩が濃い不随意運動を伴なった特有の手指位置異常)と言われる様な視床の障害に特有の肢位が出現することもあります。

高次脳機能障害

視床は大脳との連絡がとても多いため、視床出血においてはあらゆる高次脳機能障害が出現する可能性があります。

視床周辺の神経組織の症状

・運動麻痺
・意識障害
・眼球運動障害

運動麻痺

まず脳出血と聞けば、この運動麻痺を一番に思い浮かべることでしょう。
しかし純粋な視床だけの出血ではこの運動麻痺は起こらないのです。

ではなぜ運動麻痺が起こるのかというと、出血の量により視床以外の組織に損傷が及ぶことで内包と呼ばれる組織に血腫が進展し、その内包を経由する皮質脊髄路と呼ばれる神経が障害されるため片麻痺が起こります。

意識障害

出血のような片側性の障害では重度の意識障害はあまり起きないとされています。
しかし、両側性に広範に視床が障害された場合には意識障害が認められることがあります。

眼球運動障害

視床出血の急性期では鼻尖凝視と言われる眼球運動障害が有名です。

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