リハビリ目標を決めてやる気をアップさせよう
リハビリのやる気が出ない原因
リハビリとは?と質問すると多くの方が辛い、楽しくない、などネガティブの印象を持っていませんか?
痛みもありとても辛い・・・。
しかし、良くなるためにはリハビリをやらなくてはと頑張っていませんか。
今やっているリハビリのやる気が出ない、少し諦めかかっている、など辛い状況の方も。
そんな方にも今すぐから実践出来ることがあります。
リハビリの目標を設定しよう
貴方のリハビリの目標はなんですか?
この質問の問いで具体的に答えることができますか?
脳卒中や骨折などの病気になると障害を受け止めるために時間がかかります。
何で自分がと自暴自棄になってしまう事もよくあります。
障害を受容するのに必要な時間は人それぞれ違いますが、多くの方がこのままではダメだ。
リハビリを頑張って良くなろう!と少しでもポジティブにとらえるようになってきます。
そこまでは、とてもよい事ですよね。
ただ、リハビリの目標を設定する際に今月までに歩けるようになるなどの高い目標を持ってしまう事がよくあります。
これは、決して悪い事ではないですし、誰もが考える当たり前のことです。
しかし、脳や体がその目標を達成するに十分ではない状態で高い目標を設定してしまうとやる気が出なくなってしまったり、ネガティブに考えてしまう癖がついてしまいます。
例えば、ダイエットでも一日一食しか食べない、来月までに10㎏痩せる、などの目標はすぐにやる気がなくなり続かないですよね。
そのため、リハビリを継続していくためには、目標の設定が大切です。
では、どんな目標が良いのでしょうか?
リハビリの目標を決める上で注意すること
まず、最初に立てる目標は、自分が絶対にできるものに設定します。
例えば、立ち上がり訓練を自主訓練でする場合に目標を1日1回は行うにします。
そうすることで、殆どの方はこの目標を達成することできます。
逆に1回ではもどかしくなってきて、2回、3回と継続して行ってしまう方もいるはずです。
そうなれば、自分で立てた目標を達成することが容易に出来るのです。
病気になった直後は、物事をポジティブに考えることは出来ないと思います。
だからこそ、皆さんには自分で頑張ろうと思ってリハビリする時に継続できる目標を立ててもらいたいと思います。
リハビリはたしかに辛くて楽しくないことも多いかもしれません。
でも、今やっているリハビリは絶対にプラスになっています。継続は力なりです!
なぜリハビリ=マイナスのイメージになってしまうのでしょう?
障害をどう受容するのか?そもそも受容するとは?
ケガや病気で身体が動かすことが出来なくなると誰しもが病気する前に当たり前に出来ていた生活が出来なくなり、今の自分を認めることが出来なくなってしまいます。
つまり、この時期でとても重要になってくることは、病気になった今の自分と向き合う事です。
言葉では簡単に言えても実際には難しい事ですよね。
明るい未来なんて見ることが出来ないと思います。
でも、これらも人生は続いていきます。
まずは、自分の今の気持ちを言葉にしてみましょう。
家族や友人がいて話す勇気を持てそうなら、現在のありのままの気持ちを伝えてみましょう。
きっと、あなたの気持ちを汲み取って最後まで聞いてくれるでしょう。
話し終えた時は少し気持ちが軽くなっていると思います。
言葉にする勇気が持てないのなら白い紙に感情のままに書いてみましょう。
紙に書くだけでも溜め込んでしまっている言葉を解放することが出来ます。
言葉にできないのならそこから始めましょう。
リハビリ目標は小さな目標からコツコツと
リハビリでは目標が重要になります。
中にはリハビリですぐに効果が出ることもありますがそれは稀なケースです。
あくまでもリハビリは継続していく事が重要となります。
そのため、最初から達成できないほどの大きな目標を立ててしまうと目標達成までにとても時間がかかってしまいます。
徐々にリハビリに対する意欲も落ちてしまいます。
まずは、自分が頑張ったら何とかできるくらいの目標に設定しましょう。
焦る気持ちを抑えてコツコツと小さな目標を一つずつ達成していきましょう。
少しずつでも必ず成長しています。
出来る事が増えてきたら目標を大きくしていけば良いのです。
自分のペースでコツコツやることが一番の近道になっている事は意外と多かったりします。
病気や怪我はとても苦しいものです。
誰にも自分の気持ちなんて分からない。そう思ってしまうかもしれません。
でも、皆さんの周りには大切な人がいるはずです。
一人ではありません。
少しずつ前を向いていけるように昨日より一歩でも、いや半歩でもいいので進んでいきましょう。
昨日より成長出来ていると感じることが出来れば、
きっと今よりリハビリを楽しんで行えると思います。
リハビリを頑張る皆さんを応援しています。