麻痺側と非麻痺側のどちらから歩き出したらいい?

こんにちは。本日のテーマはこちら。

「歩き出すときの一歩目は麻痺側と健側のどちらが正解か?」

これ、みなさんはどう思いますか?そもそも正解はあるのでしょうか?少し自分の身体で想像してみてください。みなさんはどちらの足から出していますか?

想像してみた方、ズバリ!麻痺側から出していませんか?当たってますか?

ん?何で分かるのって?それはですね。

多くの方が麻痺している足から出しているからなんです。

なぜだか分かりますか?

麻痺側と非麻痺側の役割

「利き足と軸足

手なんかでは良く利き手という言葉を耳にするかと思います。足にも同様に利き足というものが存在します。まあ動かしやすい方の足ですね。でも足にはそれ以外にも軸足という概念があります。軸足とは自分の体を支える方の足のことをいいます。よくサッカーなどのスポーツで表現されることが多い言葉ですね。自分でボールを蹴る時を想像してみてください。どちらの足で蹴りますか?恐らくボールを蹴った足が利き足です。そして蹴る足を支えている方が軸足です。恐らくと書いたのは、両利きの方もいるからです。手は左右同じように使える人は少ないですが、足は結構いますからね。

この軸足というのはヒトにとってとても重要な役割があります。読んで字の如く、体の軸になるものです。軸が安定しているからこそ利き足が自由に動かせるのです。もし軸足がグラグラだったらどうでしょうか?その状態でボールを蹴ることができますか?それってすごく難しいですよね。

麻痺側と健側はどちらが軸足か

最初の話に戻しますが、やはり片麻痺がある人は麻痺している足から歩き出す傾向があります。片麻痺に限ったことではなくどちらかというと、「弱い側の足」から歩き出します。これは「弱い足」や「麻痺している足」が利き足だからではありません。逆です、逆。

「強い側の足」や「(いわゆる)健側の足」が軸足だからです。特に歩き出す一歩目はその役割がとても高いです。歩き出してしまえば、麻痺している足も健側の足もどちらも同じように支え、振り出していく必要があります。しかし、初めの一歩は必ずどちらかが「支え」、どちらかが「前に出る」のです。そのため歩き出しのときは軸足ではない方から歩き出します。ヒトは必ずしも左右対称ではありません。随所随所に左右の違いが僅かでもあったりします。そのため病気や怪我がなくてもどちらの足から出すかは皆さん決まっているのではないでしょうか?

まとめ

「歩き出すときの一歩目は麻痺側と健側のどちらが正解か?」

こんな聞き方をしましたが、個人的には答えはないと思っています。一般的に一歩目に出しやすいのは「麻痺側」ですが、正解ではありません。むしろ健側や弱い側の足からスムーズに歩き出せたらどうですか?どちらも軸足として機能しているということですよね。麻痺している足でも十分に支えが効いている証拠ですよね。こんな強い足にしていけたら最高じゃないですか。

リハビリって、こういうのが大事なんじゃないかなと思っています。躓かないように足を大きく持ち上げたりすることも、踵から足をつけることも大事です。でもまずは「しっかりと強く支えられる足」を作ること。これなしには自由に動くための土台です。正解不正解はないですが、どちらの足からでも歩き出せるようにしてみませんか?

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